
HISTORY
始まりからこれまで
東京墨田区に百年つづく米穀店

1905年に創業した100年以上続く墨田区の米殻専門店です。初代店主の松五郎は浅草のお米屋さんで育ち、のれん分けとして隅田川のほとりのこの地に「隅田屋商店」を開店しました。このころは戦後の大恐慌やお米の大凶作、関東大震災等があった時代なので、まずは浅草の本店に劣らない規模のお店にしたいと、きめ細やかな対応や放っておけない兄貴肌の人望で、商売を継続的に行う基礎固めを行ったそうです。
2代目の三郎のころは、太平洋戦争が勃発し、お米の配給制度が制定された時期で、まさしく戦前・戦中・戦後の食糧難の時代でした。その中で「お客様にお腹いっぱいになるくらいたべさせてあげたい」という思いから、お米の確保に走したそうです。
3代目の松太郎の時代は、戦後の高度経済成長・バブル期好景気の時代で、世の中が安定しているようになります。お米も、品種改良が進み生産量が伸びてきたので、さらに「美味しいご飯を食べさせてあげたい」と高品質のお米を追求していったそうです。
4代目真一の現在は、食生活のグローバル化が進み毎日ご飯を召し上がる機会は少なくなりました。そこで「お米は消耗品ではなく嗜好品」としてとらえなおし、隅田座米の商品開発を行っています。おむすび用・お寿司用といった用途別米、こだわりをもった飲食店さんの食事に合わせたオリジナルブレンドを施しています。お米だけではなく食事全体をに最適なお米・ご飯をご提案しています。
その試みは世界からも評価を頂き、現在は約5か国にお米の輸出を行っています。現地の高級日本食レストランでも採用いただいたております。また、お米は神様に奉納する神聖て価値のあるものという認識から、大切な方への特別な贈り物としてもご利用いただけるよう贈答品の販売にも力を入れております。
未来に向けて
これからも、隅田屋商店は古式精米・オリジナルブレンドの技術をいかして、その時代のニーズにあった唯一無二のお米を提供していきます。